2025年Jプロツアー第7戦
JBCF第22回石川ロードレース
日付 2025年6月8日
開催地・コース 福島県石川町・浅川町周回コース(1周13.6km)
距離:136km
出場:阿見寺(2位)望月(24位)中川(29位)仙洞田(DNF)菅原(DNF)山里(DNF)辻(DNF)藤井(DNF)
日本屈指のハードコースである石川ロードレース。過去3年で完走者を出せていない為今年こそは!と気合を入れて臨んだ。
例年より1ヶ月早い開催ということもあり猛暑とまではいかず最高気温31℃と走りやすい中で争われた為かサバイバル度は少し緩和された。
ここ最近の練習で非常に高いパフォーマンスを発揮している阿見寺をエースに、TOJを完走した望月もサブエースとして臨んだ。
他メンバーもエースをアシストし、全日本が2週間後にあることから仕事を終えた後も最後まで走り切ることを徹底してスタートラインへ。
〜序盤〜
スタートからハイペースが続き、集団が大きく割れたりするもそこにはエースの阿見寺がしっかりと反応し問題なく展開していく。
3周目に逃げが形成されレースは一度鎮静化。
メンバーは
群馬グリフィン林原選手
シマノ石原選手
宇都宮ブリッツェン谷選手
マトリックス安原選手
ヴィクトワール広島永井選手
優勝してもおかしくないメンバーが複数含まれた逃げは快調に飛ばしメイン集団に1分45秒のタイムギャップをつけて中盤戦へ。この攻防の中で辻、藤井がドロップしてしまい6名で中盤戦へ。
〜中盤〜
逃げに乗せていない各クラブチーム数名が集団をコントロールするが前のメンバーが強く差が縮まらない。
アヴニールからは山里と仙洞田がコントロールに加わり後半勝負へ備えていく。
6周目から7周目にかけて山里が強烈にメイン集団を牽引し逃げの5名を回収。
1周で1分30秒を詰め切ってレースを振り出しに戻すことに成功。ここで山里は全力を使い切りエースの2名へ勝負を託し、他メンバーがバックアップすることに。
7周目も速い展開が続きこの日最速ラップを刻むとたちまち集団は小さくなる。
30名ほどの集団に残ったのは阿見寺、望月、中川の3名。
〜終盤〜
アタックの撃ち合いはさらに激化。カウンターアタックの応酬で集団の人数は30名ほどに。阿見寺、望月が残り勝負の時間に備える。群馬グリフィン金子選手が継続的に攻撃すると京都産業大学森田選手のみが反応して2人で先行を開始。
メイン集団に多くメンバーを残しているシマノとブリッツェンが中心となって追走のアタック、集団牽引をするが金子選手と森田選手へは届かない。
逃げ切り濃厚となったラストラップ。森田選手がドロップして先頭は金子選手1名となる。残り4kmから阿見寺は諦めずに内田選手と抜け出しに成功し前を追う。程なくして単騎追走になるが諦めずに追い続け(集団から逃げ続け)2位でフィニッシュとなった。
優勝は逃げ切った群馬グリフィン金子選手、メイン集団スプリントの頭を取った宇都宮ブリッツェン岡選手が3位となった。
〜監督談〜
阿見寺のフィジカルの強さはトレーニングでわかっていたのであとは歯車が噛み合うだけだった。
誰1人として手を抜くメンバーがいなかったからこの結果を手に入れられたと思う。
山里の牽引は力強く、仙洞田も先頭で展開。望月もJプロツアー初戦で最後の動きまで残るとポテンシャルを発揮。中川もついに本来の力を取り戻した。菅原もポリバレントな働き。辻と藤井は今回苦しんだが体調を整えて次戦での爆発に期待したい。
次戦は今回アシストに回った選手にもチャンスがある作戦で臨み優勝出来るように日々トレーニングに勤しんで準備していきたい。
〜阿見寺談〜
カロリーを計算しながら乗り込んだ事により体重も落ち、調子も上向きだった。登坂でのタイムも過去最高で自信を持って当日を迎えられた。当日は体調も良く、暑さだけが不安だったが最後までしっかり走り切れた。
チームメイトが逃げとのタイムを詰めてくれ、ボトルを運んでくれたからこそ最後の走りができた。自分にその番が回ってきた際は全力でアシストしたい。
応援していただいた皆様ありがとうございます!