第93回全日本自転車競技選手権大会
ロードレース 男子U23

第93回全日本自転車競技選手権大会 ロードレース 男子U23
日付 2025年6月21日
開催地・コース 日本CSC 8㎞特設サーキット
距離:112㎞(8㎞×14周)
出場:菅原(DNF)中川(DNF)辻(DNF)
 
一年の中で一番重きを置いている大会がやって来た。このレースに勝つと日の丸ジャージを1年間着用出来る為誰もがコンディションを整えて臨む一番勝つのが難しいレース。
コースの難易度も日本一なので自脚での勝負になることが予想された。
菅原は登りスプリントが武器なので最後までもつれ込めば勝機あり。中川は有力選手がある程度打ち合った後の隙を突いて逃げたい。辻は2名のサポートと今後のレースに繋げられる走りを目標に。
チームメイトの動きを潰さず展開することを約束事としてスタート地点へ。
 
8時にレースはスタート。既に汗ばむ陽気であり10時頃には30度を超えた。
この暑さから勝負所以外で動いたメンバーは勝負の舞台から次々と除外されていった。
 
 
スタート直後から有力候補に挙げていたヴェロリアン松山・森本選手、キナン柚木選手含む7名の選手が先行。多少のシャッフルがありながら集団から2分30秒弱のタイム差を得て先行。
集団は落ち着いて距離を消化していく。辻選手が最前線でポジショニングし危険な動きへ対応。辻は6周目まで走りレースを降りた。
 
7~8周目レースが大きく動く。この日最速ラップの13分10秒ほどで周回すると逃げを吸収。ハイペースで突き進む集団は15名程に絞られてしまう。
このペースアップで菅原、中川が遅れてしまう。頭痛・吐き気・痙攣と熱中症の症状が出た為即リタイアとした。
 
その後アタックの打ち合いが激化していき精鋭メンバーの中から京都産業大学・森田選手、愛三工業レーシング・橋川選手がエスケープを開始。遅れてVC福岡・阿部選手が追走するがあと数秒届かず。
 
最後はマッチスプリントとなり京都産業大学・森田選手が優勝。2位に愛三工業レーシング・橋川選手、3位には単騎で前を追い続けた愛三工業レーシング・松井選手と続いた。
 
今回フランスのクラブチームでの出走となった弊チーム所属の望月蓮が17位でレースを終えている。
 
 
~監督談~
自脚勝負にしかならないこの修善寺で今年も悔しい結果となってしまった。菅原、中川共にもっと走れるポテンシャルを持っているにもかかわらず熱中症で戦線離脱。辻もコンディションが上がらず苦しい結果に。
全員が仕上げてきてごまかしの利かないレースに臨み打ち砕かれた。中川・辻は来年のこの舞台で結果を残せるよう1年間かけて準備していく。
何が足りなかったのかを分析して練習に落とし込む。徹底的に無駄を排除し練習に明け暮れる日々。今日の悔しさから自分を律することが出来るか。
菅原は去年のスーパームーブから一転、苦しいレースが続いている。思い切りの良さがなくなり耐えの動きが多くなってしまっている。その原因を共に見つけ後半戦で爆発出来る様サポートしていく限りである。
 
~菅原談~
今年は最後まで粘って得意な登りスプリントで優勝することを考えていた。8周目のペースアップで余裕を残して走行していたのに痙攣してしまいドロップ。
暑さには得意な方なので正直なぜかわからない。
大学と競技を中心とした生活を送り無駄は徹底排除してきたつもりである。去年は身体が無理を聞いてくれたが今年は粘れない身体になってしまっている。
今は納得していないのでしっかりと原因を突き止めて後半戦へ臨みたい。

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